3 川が作った地形
更新世前期には、この地方は広く扇状地性の大地におおわれていました。
那珂川水系の諸河川が蛇行や滝などのさまざまな河川地形を作っていきました。

荒川の蛇行(④大金付近サイト)
- 荒川両岸に見える浸食崖の地層は大金層。
- 砂礫層を削って流れていた時代の自由蛇行が現在もその形を変えずに大きく蛇行しているのが良くわかります。

龍門の滝(⑨龍門の滝サイト)
- 江川にかかる高さ12mほどの滝。
- 地層の浸食に対する抵抗性の違いにより生じた滝

岩川 川床の微地形(⑩熊田・下川井・志鳥サイト)
- 江川支流の河川で、河床に広く荒川層群の砂岩、泥岩などが露出しており、川の流路方向に細い溝状の地形が続いているのが観察できます。